生活の中で少しずつ実践する財テク方法
「へそくり」を貯めるためには生活のなかで地道に節約を続けるしかありません。収入が増えるわけではないのですから、同じお金をうまくやりくりするということになるのです。
「節約」と簡単に言っても無駄なものを買わないというシンプルな方法から「定期積立」のように自分の所持している予算から決まった額を抜き出し、確保するという方法までさまざまです。大切なことは「続ける」ということで、一度の積立額が小さくても、それをコツコツ続けていくことでやがてまとまったお金になるという「継続」する意識が大切なのです。
ただ自分の財布からお金を抜いて積立を行うのですが、それはなかなか難しいことです。そのお金は「予算」として必要であるから自分の財布の中に入っているのであって、不要であればそのようなお金は元々財布にいれないのです。それが毎月決まった額として支給されるようなものであればハナシは別なのですが、自分にあてがわれた予算はある程度の根拠を持っているはずです。例えば日々のランチ代として、あるいは雑費用として、「これくらい使うのだろう」ということであてがわれたお金なのです。それを「使わない」ということはカンタンなことではありません。日々の消費そのものを見直す必要があります。
それでは日々何に対してお金を使っているのかということを考えてみればいいのではないでしょうか。まずは「ランチ」です。これは人によって一度のランチの上限のようなものを決めているのではないでしょうか。それははたしていくらでしょう。1000円でしょうか。500円でしょうか。どちらにしても「そのまま」ではいけないのです。節約してお金を残そうと思うのであれば、ランチ代を絞ってみる必要があるのです。
また、喫煙する人もいるでしょう。大体今はタバコ代が400円以上もします。減らすことはできないでしょうか。こちらもランチと同様に毎日買っているのではないでしょうか。毎日一箱買う人が、2日に一箱に減らせるだけで、節約になるのです。
「へそくり」、の源流になる「節約」は、そのようなところから生まれるものです。ただ貯めるためには、お金を「残す」ということが必要です。ついつい買ってしまう「不要なもの」がたくさんあるでしょう。それらを「我慢する」ということが必要です。
「ただ我慢する」ということだけではそれがストレスになってしまうかもしれませんから、それだけではなく、「お金を貯めてどうするのか」ということに対しても明確な答えを持っておく必要があるかもしれません。ただ単純にお金を貯めるのではなく、「その先」に自分の望みがあるということを明確に意識することで、それはただの我慢ではなくなるのです。
節約してコツコツ蓄財したお金は、やがて自分の「ほしいもの」の生まれ変わるということです。そのためにランチ代を削る、タバコを減らす、その他の雑費を抑えるということであれは、張り合いもでるというものではないでしょうか。