へそくりのため方

主婦の消費行動からムダを見つける

「主婦は気楽なものだ」と考えたこと、感じたことはないでしょうか。それは外に出て働いている人特有の感覚かもしれません。家庭を守る人、子育てを中心として、家を守る人が主婦です。

ですが、主婦も責任あるポジションであるということを、まずはお伝えしたいものです。主婦だからといって、遊んでいるわけではないということです。主婦とは一般的には家事全般をこなし、子どもがいれば子育てを行い、「家を守る」という役割を担っている人のことです。女性であれば「主婦」、男性であれば「主夫」と記します。社会的にはどこにも勤めていないことになってしまうかもしれませんが、「家庭を守る」ということも立派な仕事です。

家族のために、家計のために働く人のために、家族の「最後の砦」としての「家」を守っているのです。そして多くの場合はその主婦が「家計」を管理していることでしょう。住宅を持っているならば「住宅ローン」、日々の食費、光熱費の管理、そして働く人への予算の支給。それらのことを一手に管理しているのです。家計を守る人には家計を守る人なりの「苦労」があり、その立場でしかわからないストレスがあるものです。

働く人は主婦のことを「気楽なものだ」と羨むものですが、決して「気楽」なわけではありません。自分の判断、財務の管理によって、その計画によって、家族の将来が決まるといってもいいのです。自分たちの老後が決まるといってもいいのです。老後どれだけのお金を残して、どれだけの予算を残して、余生を過ごすのか、年金制度などはあてにならないこのご時世で、どのような将来を描くのか、それは家計を管理している人の手に委ねられているのです。世帯の収入がいくらあったとしても、どれだけのお金を稼いだとしても、それを浪費してしまっているようでは意味がありません。それを浪費して、消費してしまっているようでは意味がないのです。

大切なことは「計画性」です。その計画を実践する人が主婦であることが多いのです。

そのような将来に対する不安、家族の働き手の収入さえ、いつ下がってしまうかわからない時代に、自分たちの将来すらも「守る」ということのストレスは、それを担ってみないとわからないものなのです。

そのストレスの発散方法は、働く人と変わりません。自分の好きなことをする。自分が欲しいものを買う、食べたいものを食べる。遊ぶ。どれをとってみてもお金がかかることに変わりはないのです。どれをとってみてもお金がかかり、どれをとってみても「浪費」です。浪費することによって発散するのです。

それが主婦の「消費」です。自分が管理している予算の中から、許される分だけを自分に充てるということです。自分たちの将来のための大切なお金を切り崩して、その責任をまっとうするための英気を養うという、相反したものなのです。

なにをするにしても、お金です。安心を得るために必要なものもお金、息抜きをするのもお金なのです。

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