へそくりのため方

サラリーマンに必要なお金

どこかの会社に雇われて毎日働きに出る。月の一度の給料日には決まった給与が出る。その中からまた一ヶ月の生活を組み立て、また働き続ける。

それが一般的なサラリーマンの生活です。どのような人でも大人になれば「稼ぐ」必要があるもので、稼ぐためには「働く」必要があるものです。難しいもので、ただ努力すれば仕事が見つかるわけではありませんし、ただ望めば望んだ仕事に就けるわけでもありません。どこかに「勤める」ということは当たり前のようでいて、門戸は狭いものです。そしてどのような仕事が自分に合うのかということすら、誰も明確な答えなどは持っていないということが実状なのです。

「安定した収入」、それは誰もが望むことです。収入が安定していれば、それを元に生活の基盤を固めることができます。安定した収入があれば、それを元に将来の貯蓄のことを考えることができます。何が起こるのかわからないのが人生です。何が起こるのかわからないから「備える」のが人生です。自分たちがどのような暮らしをしていても、自分たちがどのような将来を想定していても、「想定外」のことはいくらでも起こるものなのです。

だから私たちは蓄財します。将来病気になってしまうかもしれない、ケガをしてしまうかも知れない。勤めている会社が潰れてしまうかもしれないのです。そのようなことを考えながら、日々を豊かな毎日にできるように、私たちは仕事をするのです。

ですが、ただ働いているだけではありません。働くためには栄養に満ち足りた丈夫なカラダが必要です。丈夫なカラダと健全な精神が必要です。たまには息抜きができるような、なにかも必要です。それらをそれぞれ考えていくと、「お金」がかかるものなのです。お金を稼ぐために働く、働くための自分を維持するためにお金がかかる。そのようなものなのです。その「差分」が貯蓄なのです。

給与は月ごとに変わるものではありません。ほとんどの人が毎月同じ給与を稼ぐために死に物狂いで頑張っているものなのですが、仕事の成果はさまざまです。調子がいい月も、調子が悪い月も、基本的に同じ給与が約束されているのが安定した仕事というものです。営業職などでは、営業インセンティブのようなものがついている場合もあるのですが、そのような場合でも基本給への上乗せです。

そのような安定した仕事に誰もが就けるわけではありません。仕事を得るためには就職活動を乗り切らなければいけないのですが、就職活動を乗り切るためにはさまざまな準備も必要です。ただ学校で学んだことだけでは足りないのであれば、それを補填するための新しいスキルなどを身につける必要もあります。

私たちは働くために自分に投資することも必要なのです。それぞれに得手不得手があるため、さまざまな仕事を検討することになります。ただ、環境や組織によって収入も変わってくるものです。ただ切り詰めればいいというわけではなく、投資するところは投資するという思い切った姿勢も大切なことなのです。

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